Nihon for Nepal by APU Alumni (Nepal)

新型コロナの第2波はネパールに壊滅的な影響を与えています。感染者は累計43万人、5月からは1日当たり8259人の感染者と105人の死者を記録しています。

現時点の感染者数は合計10万5207人となっており、陽性率は約45%です。

約50%の陽性率を記録している首都カトマンドゥでは医療体制は完全に飽和状態となっています。その為、ロックダウン下にもかかわらず、酸素ボンベ, 医療用品, 人工呼吸器、ICUの不足により十分な治療を受けられない患者が増え、死亡率は急速に増加しています。

またネパールは医療品の多くをインドから輸入していますが、酸素ボンベ、抗感染薬、ワクチンのような医療品は同じく深刻なコロナ禍の中にあるインドでの使用を優先しています。その為、脆弱な医療体制となっているネパールは国際的な支援を必要としています。3000万人の人口に対して634個の人工呼吸器と1446室のICUしか持たないネパールはこれまでにない危機に面しています。

このような壊滅的医療体制や死亡率の上昇を前に、ネパール国民は無力感と苛立ちに包まれています。ロックダウンの状況下では私たちのようにネパールに戻って生活している人間にできることはとても少ないですが、コロナに立ち向かう活動を精力的に行っている団体・組織への寄付を行うことができると考えています。加えて、私たちだけではなく、日本に暮らす家族や友人も同じようにやるせない気持ちを抱え、寄付や支援を希望しているものの信頼できる寄付・支援先を見つけることが難しいという声を聞いています。

そこで私たちはNihon for Nepal by APU Alumni (Nepal)を立ち上げ、コロナ第2波と闘うネパールを全力で支援し、日本とネパールの架け橋になります。

目標額は100万円、集まった寄付金は信頼できる団体・組織へ届けます。

私たちは、皆様からの寄付金がより最善の使われ方となるようデューディリジェンスを行ったのち、パートナーとして下記の団体・組織を選定しました。

Feed The Hungry Nepal - 様々な地域から動員されるボランティアによりパンデミックにより困窮している人々への食糧や医療品の配給を行います。

Creasion Nepal - 「CREASION & COVID」という資金回収や調達、酸素シリンダー、酸素濃縮器、酸素製造機、充実したアイソレーション(隔離)センターの効果的な提供を主導している市民団体です。

Chhetrapati Free Clinic - 医療必需品の無料提供を行っています。

皆様1人1人の気持ち、寄付金が大きな力となります。

詳細は以下まで。

バスコタ ロウナク (日本): LinkedIn

アディーカリ ラビナ (ネパール): Twitter

ポウジャル リツ (ネパール): LinkedIn

翻訳: 梅本大輔